型にはめこむ指導
2021/08/26
中学生年代、私は京都サンガF.C.(当時は京都パープルサンガ)のジュニアユースに所属していました。
滋賀県から京都まで通ってレベルの高い選手たちと切磋琢磨した記憶があります。
その当時はスペイン、バルセロナが「ティキ・タカ」と呼ばれる個人ではなくチームでパスを繋いで攻めていく
そんなスタイルが流行し、中学年代、高校年代と徹底的にパスサッカーを学びました。
その当時はドリブル禁止くらいの勢いで選手のポジショニングは決められまさに駒のように動いていました。
ざっくりいうと、決まり事が物凄く多かったです。
でもそのおかげでサッカーというものの奥深さもしれたし個人的にはかなり成長させてもらった記憶があります。
その当時がなければ今は間違いなくなかったと思います。まさしく自分自身の「型」が身につきました。
ですが反対にその影響でサッカーが嫌になりチームを退団する選手もいました。
小学生年代では「こういう人がプロになるんやろうな」と尊敬してた選手でした。
でも決まり事の多かった当時のチームではどこか窮屈そうにプレーしている。
全然楽しそうにプレーしていない。
結果、チームを退団しました。
指導方法はサッカー界色々あると思います。
のちに5年ほど前、その当時の監督が「あの時の指導は型にはめすぎてたか?」
そう聞いてきました。今の時代浸透してきた「デュエル」「球際」などを求められるようになり
今までのパスサッカーというものが本当に正しいのか。
少し不安になられてた記憶があります。
でも私自身はそのおかげで他の選手にないものを得れたと思います。そう伝えました。
「型破り」という言葉も「型」がないとできない。
その言葉も沁みました。
子供たちの成長は出会っていく指導者の結晶だと思います。
その指導者と合う選手もいれば、合わない選手もいる。
これは「正解」で、これは「間違い」そんなことはないと思います。
いろんな指導者のサッカー感を身につけて必要のないものは必要と感じたことにアップグレードする。
そうやっていけば必ず自分という「型」が出来上がると思います。
私自身、今まで本当にたくさんの素晴らしいプロの指導者の方にご指導いただき
いろんなことを学びました。
サッカーとは?という根本から価値観を変えるくらいの衝撃的な出会いもありました。
その中で創られていった私なりの「型」やサッカー感、考えを少しでも子供たちに伝えられるように
努力したいと思います。
代表 國領
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